
Amazonから発売されているスマートスピーカー『Echo Pop』ってどんなアイテム?音質はどんな感じ?

Echo Popは他のEchoと比べて何が違う?比較して決めたい!
そんな思いを持っている人のために、
この記事では、Amazonのスマートスピーカー『Echo Popの実機レビュー』をご紹介していきます。

これまで発売されたすべてのEchoスマートスピーカーをコンプリートしている筆者が解説していきます!
Echo Pop
ブランド | Amazon |
値段 | 5,980円 |
カラー |
|
サイズ | 99 x 83 x 91 mm |
重量 | 196g |
スピーカーサイズ | 1.95インチ |
音楽サブスク |
|
空間オーディオ | 非対応 |
ドルビーアトモス | 非対応 |
温度センサー | 非対応 |
REVIEWZOOの評価:3.6 / 5.0
- コスパ
- 5
- 音質
- 4
- サイズ感
- 4
- 汎用性
- 3
- 進化
- 2
使ってよかった
- コンパクトなサイズ
- カラーバリエーションが豊富
- 価格のわりには十分音楽を楽しめて、ながら聴きにピッタリな音質
使って残念・注意点
- 価格も性能も前モデルのEcho Dotといった感じで進化はあまり感じられない
レビュー総評
はじめてAmazonのスマートスピーカーの『Echo』シリーズを購入し、コスパ重視ならEcho Popはそれに見合った、いや、それ以上の満足感を与えてくれる。
6,000円以下で音楽をしっかりと楽しめる音質が出て、音声AIのAlexaに指示すれば調べごとから便利ツールの操作、家電の遠隔操作など、自宅をよりスマートにするアイテム。
しかし、Echo Dot第5世代やEcho Dot第4世代など、以前からEchoシリーズを知っていたり、持っていたりする人からしたら大きな進化は感じにくいだろう。Echo Dotが第5世代になって機能が増えたことで数千円値上げ。そのポジションを埋めるかのようにEcho Popが新登場したからだ。
とはいっても、Echo Popの質は悪く感じず、むしろ無駄が削ぎ落とされつつも、質感は満足できるため、はじめてのEchoスマートスピーカーや買い足し、子ども向けとしておすすめ!
この記事の目次
Echo Popを見ていく
2023年5月上旬にAmazonに登場し、5月31日に発売された新モデル『Echo Pop』です。
どんなアイテムなのか一緒に見ていきましょう。
今回は、ラベンダーのEcho Popを購入してみました。
付属品は、シンプルにEcho Pop本体と電源ケーブル、説明書の3点。
本体の重量を計ってみると、194.3g。
さつまいもや大きめなじゃがいも、桃、柿が1個で200gほど、実際に持ってみてもそこまで重量は感じませんでした。
手のひらサイズのとてもコンパクトなボディ。
子どものおもちゃのように手で軽々つかめるので、設置場所には困らず使えました。
上記2枚の写真を見ると、その大きさがイメージしやすいのではないでしょうか。
大人なら軽々とつかんで持てるサイズ、重量です。
小さい子どもでもおもちゃで遊べるなら持ててしまうので、設置場所には注意したいです。
本体の上部には、3つのボタンがあります。
左から音量を上げる、マイクオフ、音量を下げる、の3つです。
Echoスマートスピーカーには、これまで4つのボタンが主流で、Echo Popにはない「アクションボタン」という手動でAlexaを起動できるボタンがありました。
アクションボタンを押すと、「アレクサ」と声をかけなくても、ボタンで音声AIアシスタントのAlexaが起動できます。
しかし、正直アクションボタンを使うシーンは1ヵ月に1回あるかないか、そのくらいなので、削ぎ落としたのはいい選択でしょう。
付属の電源ケーブルを接続して、Echo Popの準備は完了です。
あとは、スマホアプリでWi-Fi設定をすれば使い始められるので、スマホが扱えるなら誰でも簡単にEcho Popを使えます。
説明書にも手順が記載されているので、機械音痴と自覚している人でも大きなハードルはないです。
Echo Popには、音声AIアシスタントのAlexa(アレクサ)が搭載されています。
Alexaは、我々人間をサポートしてくれるAiで、例えば「アレクサ、音楽をかけて」と指示をすればそれに応えてスピーカーから音楽を再生してくれます。
もっと高度なリクエストも可能で、アーティストや楽曲、アルバム、今聴きたい音楽の気分、今自分がいる場面などを指定し、「明日、朝7時に90年代の音楽でアラームをかけて」などのリクエストもできます。
他にも、タイマーやアラーム、通話、カレンダー、メモ帳、調べごと、対応した家電の操作などできることは様々あるので、5,980円で購入できると考えるとコスパには優れています。
そして、Echo Popの上部にはライトがあり、Alexaが起動したりすると光るようになっています。
価格と購入方法
Echo Popは、Amazon公式サイトから5,980円で購入が可能です。
また、Echo Popが届いてから利用するにはAmazonアカウントを設定やWi-Fi設定が必要になりますが、Amazonで購入する際にカート画面でアカウント連携を選択すると届いたあとの設定が一切なくておすすめ!
まだWi-FiパスワードなどをAmazonアカウントと連携していない場合は、こちら(Amazon公式サイト)の「保存したネットワークパスワード」の項目から設定しておくと便利です。
Echo Dot(第5世代)との比較
Amazonには、Echo Popだけでなく、様々なEchoデバイスが発売されていますが、その中でも最も似ているのがEcho Dotのスマートスピーカーです。
以下3つの項目でEcho PopとEcho Dotを比較していきます。
- 音質
- サイズ感
- その他対応機能
音質

実際に音楽を流してEcho PopとEcho Dotの音質を聴き比べてみましたが、音質には大きな差を感じることはできませんでした。
どちらも低音はそこまで感じることはできませんが、勉強や仕事、家事などをしながら音楽を聴くには十分な音質で、音が悪いなとは感じません。
音量を10%~20%にすると、ながら聴きにはちょうどいい音量と音質で、勉強や仕事中、読書中などその場から動きがないときにピッタリ。
30%~40%では、10畳くらいの部屋でガッツリ音を出して音楽を聴ける音量で、少し声を大きくしないと声が聞き取れないくらい音量が出ています。家事で動きながらでも音楽を楽しめるレベルです。
一方で、60%以上になるとやや音の劣化を感じるので、Echo Popでは60%以上の音量を出すことはほぼないでしょう。
Echo Dotだと70%になると音の劣化を感じるので、安定感はEcho Dotにあります。

音質の差はほぼなく、どちらもながら聴きにおすすめの音質!コストを考えるとEcho Popのほうがお得でおすすめです!
サイズ感

Echo PopとEcho Dotのサイズ感はほとんど変わりません。
Echo Popが高さ91mm、幅99mm。
Echo Dotが高さ89mm、幅100mm。
しかし、重量は約1.5倍でEcho Dotの方が重いです。実際に手に取ってみても、Echo Dotは明らかに重量を感じます。
Echo Dotでも軽い方ですが、Echo Popはさらに軽いので本当におもちゃみたいな印象です。


その他対応機能
その他の機能では、Echo Dotが充実しています。
例えば、Echo Dotには、モーション検知という機能があり、スピーカーとマイクの超音波で近くに人がいるかいないか検知できます。
この検知とスマートライトを組み合わせると、部屋に入ったら自動でライトを点ける、みたいな設定が可能。
他にも部屋に人が入ったら音楽を流す、天気予報を流すなど、設定は自分で自由にカスタマイズできます。


筆者の自宅では、子どもを寝かしつけるときにディスニーのオルゴールを流しています!
寝室に置いてあるEcho Dotのモーション検知を使って、20:00~21:30の間に検知したら1時間だけディズニーオルゴールのプレイリストを再生するようになっています。
わざわざAlexaにリクエストする必要もないのでとても楽!
また、温度センサー もEcho Dotには搭載されています。

Echo Dotを設置した部屋の温度を計測でき、スマート家電と組み合わせれば例えば、温度は28度を超えたら冷房を点ける、15度を下回ったら暖房を点けるなどの自動化が可能。
以上のような、モーション検知や温度センサーは、Echo Dotだけでなく、対応したスマート家電と組み合わせることで能力を発揮します。
音楽を聴いたり、音声で調べごとをしたり、秘書のようにスケジュール調整やタスク管理などをするだけなら、Echo Popで十分でしょう!
実費購入で使ってみた感想
Echo Popを実際に購入して使ってみて、また他のEchoデバイスと比較ながら使ってみて、以下3つの感想があります。
- コスパは良い!
- テクノロジーの進歩はあまり感じられない
コスパは良い!

AmazonのEchoスマートスピーカーには、Echo Popの登場で4つのモデルが 揃いました。
Echo PopとEcho Dotは、音質はほぼ同じで、モーション検知や温度センサーといった機能が追加されていることで価格差があります。
EchoやEcho Studioには、ウーファーが搭載されているので、重低音が楽しめるスピーカーです。
そのため、Echo Popの立ち位置は、機能を削ぎ落としてシンプルにスマートスピーカーとして使えるコスパ重視モデルということ。

実際に使ってみても、5,980円で満足できる音質、そして何でも言うことを聞いてくれるAlexaがいるのでコスパはとても良いと感じました!
テクノロジーの進歩はあまり感じられない
Echo Popが登場する前は、Echo Dot、Echo、Echo Studioの3モデル展開で、Echo DotはEcho Popと同じ価格帯でした。
しかし、モーション検知や温度センサーといった機能をプラスすることで値上げ。
そして、そのコスパ重視の空いたポジションにEcho Popが入ってきたといった印象です。
そのため、Echo Popは最も新しいデバイスでありながら、使える機能やできることは以前のEchoとまったく変わっていません。
今後生成AIにも対応するようですが、デバイスとしての進化はあまり感じられないです。

それが悪いことではないのですが、Echoシリーズをすでに使っている人からしたら新モデルの登場でワクワクしていても、中身は以前と変わらないので少し残念。
今すぐ購入したいおすすめの人
- 勉強中、仕事中、家事中などながら聴きで音楽を聴きたい人
- Echoデバイスの買い足しで、自宅をEchoで連携する
勉強中、仕事中、家事中などながら聴きで音楽を聴きたい人
Echo Popを最もおすすめできる人は、音楽を自宅で聴く人です。
それも、ガッツリ高音質で音楽鑑賞をするのではなく、勉強をしながら、仕事をしながら、家事をしながら、子どもを見ながらなど、ながら聴きで音楽をかけるのにおすすめ!
音量を50%以下で使うなら音質が悪く感じることはなかったです。音量50%は10畳くらいの部屋に音が充満し、声のボリュームを上げないと会話がまともにできないレベルです。
また、Echo Popは、Amazon MusicやSpotify、Apple Music、AWA、dヒッツ、うたパスの音楽サブスクに対応しており、無料で使えるAmazon Music UnlimitedやSpotifyでも音楽をフル再生で楽しめます。
Bluetoothにも対応するので、スマホと接続して音楽再生も可能です。

音楽をかけて少し気分を高めて生活や活動をしたい、そんな人にEcho Popはおすすめです!
Echoデバイスの買い足しで、自宅をEchoで連携する
Echo Popは、コスパに優れたEchoデバイスです。
すでに自宅にEchoデバイスを持っている方は、まだ置いていない部屋にEcho Popを設置することで部屋間での通話が可能になります。
また、音楽再生を同時に楽しんだり、通話ではなくこちらの声を一方的に届けるアナウンス機能も使えたりします。
リビング、寝室、子ども部屋などEcho Popを自宅中に散りばめておけば、家族間のコミュニケーションにもなっておすすめ!

筆者は、リビング、寝室、書斎にEchoデバイスを設置しており、移動しなくても家族とコミュニケーションが取れるので大変助かっています!
検討が必要な人
Echo Popは、コスパ重視のEchoデバイスです。
そのため音質を求める方はEcho Popではなく、EchoやEcho Studioといったう低音がしっかりと楽しめるスピーカーがおすすめです。