
HomePodとApple TV 4Kを連携したい!どうやってやるの?

ステレオペアにしたHomePod miniをApple TV 4Kに連携できる?HomePodからテレビ番組の音声は出せる?
そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、『HomePodとApple TV 4Kの連携』について解説していきます。

外部入力のポートがないHomePod、HomePod miniですが、Apple TV 4Kと連携すればテレビ番組の音声を出すことも可能です。一緒に見ていきましょう!
この記事の目次
Apple TV 4KとHomePodの連携方法
Apple TVの音声をHomePodシリーズから出力するには、以下の手順で設定をしていきます。
- すべての端末を初期設定する
- Apple TV 4Kを起動して設定を開く
- 「ビデオとオーディオ」を選択
- 「オーディオ出力」を選択
- 「デフォルトオーディオ出力」から接続したいHomePodシリーズを選択
手順1:初期設定する
まずは、Apple TV 4Kと接続したいHomePodシリーズの初期設定を完了しましょう。

iPhoneの「ホーム」アプリに端末が追加されていれば準備OKです。

このとき、連携したいApple TV 4KとHomePod、HomePod miniが同じ『部屋』に設定されていることがマストです。
上の画像の場合は、Apple TV 4KとHomePod miniは別の部屋になっているので、連携はできません。
手順2:設定を開く

次に、Apple TV 4Kを操作して「設定」のアプリを起動します。
手順3:ビデオとオーディオ

設定から「ビデオとオーディオ」を選択。
手順4:オーディオ出力

「オーディオを出力」を選択して、スピーカーを設定していきます。
手順5:デフォルトオーディオ出力を設定

オーディオの出力設定の画面になったら、「デフォルトオーディオ出力」の欄に表示されているHomePodやHomePod miniを選択すれば連携は完了です。
ここで注意したいのは、「一時的なオーディオ出力」の欄。
「デフォルトオーディオ出力」とは別の連携でHomePod、HomePod miniなどのデバイスに接続できる方法なので、この後で解説していきます。
Apple TVと連携できるHomePodとは?
Apple TVと連携できるHomePodシリーズは以下の6つのスピーカー構成です。
- HomePod(第一世代)
- HomePod(第一世代)同士のステレオペア
- HomePod(第二世代)
- HomePod(第二世代)同士のステレオペア
- HomePod mini
- HomePod mini同士のステレオペア
注意したいのは、HomePod miniの場合はドルビーアトモス 5.1 や 7.1 サラウンドサウンドには対応しないということ。
Dolby Atmosについては、こちらの動画を観て聴いて実際に体験してみるのが早いです。
このような空間や立体感、リアリティのある音声体験がHomePod miniでは対応していません。
👉 HomePod miniをレビュー!音質や機能、3つの注意点とは?
👉 新型Apple HomePod 2をレビュー!空間オーディオを最高レベルで楽しめる!
一時的なオーディオ出力とは?
Apple TV 4Kには、「デフォルトオーディオ」と「一時的なオーディオ」の2つの音声出力方法があります。
デフォルトオーディオは、固定でHomePodやHomePod miniを連携できる設定で、Apple TV 4Kから再生される動画の音声は設定したHomePodから必ず再生されます。
一方、一時的なオーディオは、設定したときのみApple TV 4Kの音声を出力できる方法で、Apple TV 4Kがスリープモードになると再度連携が必要になります。
一時的なオーディオ出力に対応しているスピーカーは、HomePodやHomePod mini、AirPodsなどのBluetoothイヤホン・ヘッドホン等です。
ホームシアターのような常にスピーカーから音声を出力したいなら「デフォルトオーディオ」で、その時だけ音声を出力したいなら「一時的なオーディオ」で連携しましょう。
一時的なオーディオの設定方法
以下の手順でApple TV 4Kの一時的なオーディオにHomePodやHomePod miniなどを設定可能です。
- すべての端末を初期設定する
- Apple TV 4Kを起動して設定を開く
- 「ビデオとオーディオ」を選択
- 「オーディオ出力」を選択
- 一時的なオーディオ出力欄の「選択」を選択
- 連携したいデバイスを選択する

Apple TV 4Kのオーディオ出力設定から、「一時的なオーディオ出力」の欄から設定が可能です。

デフォルトオーディオ出力は、HomePodやHomePod miniに限定されていますが、一時的なオーディオ出力では以下のようなデバイスが連携できます。
- HomePod
- HomePod mini
- AirPods
- AirPods Pro
- AirPods Max
- Bluetoothスピーカー
- Bluetoothイヤホン、ヘッドホン
また、これらの接続できるデバイスは1台のみではなく、複数台同時に連携して音を出すことも可能です。

しかし、Apple TV 4Kがスリープモードになるとこれらの接続は切れてしまうので注意しましょう。
テレビ番組の音声をHomePodで再生する方法
HomePodのスピーカーからテレビ番組の音声を出力するには、以下の3種類の対応したものが必要です。
- Apple TV 4K(第二世代以降)
- HomePodまたはHomePod mini(ステレオペアでもOK)
- HDMI ARC または eARC に対応したテレビ

ここでポイントなのは「HDMI ARC または eARC に対応したテレビ」でしょう。
これは、HDMIが「ARC」または「eARC」に対応したテレビでないと、HomePodからテレビ番組の音声を再生できない、ということ。
Apple TV 4Kを接続しているテレビのHDMIポートを確認してみてください。
「ARC対応」や「eARC対応」の表記があれば大丈夫ですが、ない場合はその他の方法で出力ができないので、新しいテレビに買い替えるかApple TV 4KとHomePodのシステムをごっそり変えるしかないので注意してください。

テレビのHDMIポートは、複数あることがあり、それぞれで対応状況が変わってくるので、すべてのHDMIポートをチェックしてください!
連携する方法と手順
- Apple TV 4Kのデフォルトオーディオ出力を設定
- Apple TV 4Kで「設定」を開く
- 「ビデオとオーディオ」を選択
- 「オーディオ出力」を選択
- 「オーディオリターンチャンネル」を選択してオンにする
手順1:デフォルトオーディオの設定

まずは、Apple TV 4Kのデフォルトオーディオ出力にHomePodまたはHomePod miniを設定します。
設定方法は、この記事の『Apple TV 4KとHomePodの連携』で解説(iPhoneやiPadの「ホーム」アプリからでも設定可能です)。
手順2:設定を開く

次に、Apple TV 4Kを操作して設定アプリを起動します。
手順3:ビデオとオーディオ

設定から「ビデオとオーディオ」を選択。
手順4:オーディオ出力

次に「オーディオ出力」を選択
手順5:「オーディオリターンチャンネル」をオンにする

オーディオ出力の画面が開いたら、「オーディオリターンチャンネル」の欄にある「テレビのオーディオを再生」を選択します。
これは「ARC」や「eARC」に対応したテレビとApple TV 4Kが接続されているときのみ表示。

「OK」を選択すると設定のために一時的に画面が暗くなりますが、そのまま待ちます。

自動的に画面が復帰すると、「オーディオリターンチャンネル」の欄が「オン」になるのでこれで設定は完了です。

テレビのリモコンで音量を操作すると、「サウンドシステム」という表記に変わっており、HomePodからテレビ番組の音が再生されます(「サウンドシステム」の名称はメーカーによって異なる)。
番組の切り替えや音量調整はテレビのリモコンで操作でき、動画再生や音楽再生など操作はApple TV 4Kのリモコンで操作するようになりますが、音声はすべて連携したHomePodまたはHomePod miniから再生されます。