

そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、Amazonから発売されているストリーミングメディア『Fire TV StickとFire TV Cubeの違いと比較』について解説していきます。

どちらもコスパに優れたテレビで動画サブスクが見られるアイテムですが、使い勝手や機能に影響する違いがあるので一緒に見ていきましょう!
この記事の目次
Fire TVシリーズとは?
AmazonからリリースしているFire TVシリースは、現行モデルで3つ発売されています。
- Fire TV Stick
- Fire TV Stick 4K Max
- Fire TV Cube
モデル | 特徴 |
![]() Fire TV Stick | 最も安く購入できるFire TV Stick |
![]() Fire TV Stick 4K Max | Fire TV Stickの上位互換で、対応映像がレベルアップ |
![]() Fire TV Cube | Fire TVシリーズの最上位モデル |
これらのFire TVシリーズは、『テレビやモニターのHDMIに接続して、動画サブスクや音楽サブスクなどのアプリを大画面で使うこと』が最大の使い方になります。

スマホではなく、大画面でAmazon Prime Videoの映画が観たいな。


スマホでは画面が小さいから、大きな画面で複数人で歌詞を見て音楽を聴きたい!

などの要望に応えられるアイテムがFire TVシリーズです。
用意するものは以下の3つだけなので、ハードル低く自宅での動画や音楽の鑑賞が楽しめます。
- テレビやモニター(HDMIの接続ポートがあるもの)
- Fire TVシリーズ
- Wi-Fi環境

では、そのような役割を持っているFire TVシリーズの3機種にはどんな違いがあるのか。次に見ていきましょう!
Fire TV StickとFire TV Cubeを比較!9つの違いとは?
3種類のモデルが発売されているFire TVシリーズには、以下8つの違いがあるため料金に差があります。
- ハンズフリー
- スピーカー
- 対応Wi-Fi
- ビデオ通話
- HDMI入力ポート
- ARC対応
- ストレージ
- プロセッサ
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
ハンズフリー | 対応 | 非対応 | 非対応 |
スピーカー | 内蔵 | ― | ― |
ピクチャ・イン・ピクチャ | 対応 | 対応 | 非対応 |
対応Wi-Fi | Wi-Fi 6 + イーサネットポート内蔵 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
ビデオ通話 | 対応 | ― | ― |
HDMI入力ポート | 対応 | ― | ― |
ARC対応 HDMI | 対応 | ― | 対応 |
対応映像 |
|
|
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対応オーディオ | Dolby Atmos | ||
ストレージ | 16GB | 8GB | |
メモリ | 2GB | 1GB | 2GB |
プロセッサ |
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それぞれの違いの内容と影響することについて解説していきます。
ハンズフリー
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
ハンズフリー | 対応 | 非対応 | 非対応 |
Fire TVシリーズには、Amazonが開発した音声AIアシスタントの『Alexa(アレクサ)』が搭載されています。
このAIに話しかけることで、指定した映画を検索したり、アプリを起動したりできるのです。
そして、Fire TV Stick、Fire TV Stick 4K Maxは、付属リモコンのアレクサボタンを押してAlexaを起動します。

一方上位モデルのFire TV Cubeは、リモコンだけでなく、声だけでもAlexaが起動できます。
「Alexa」と声をかければ、Fire TV Cubeが青く光ってリクエストを聞いてくれるようになるので、リモコンなしで映画やドラマなど作品の検索からアプリの起動、再生・停止・音量調整まですべてできてしまいます。

ハンズフリーのメリットは、リモコンを操作できない状況やリモコンを取るのに重い腰を上げるのが面倒なときに便利です。
Fire TV StickやFire TV Stick 4K Maxの場合、Echo DotやEcho、Echo Studioなどのスマートスピーカーを別途用意すればハンズフリー化できるため、Fire TV Cubeだけの大きなメリットとは言いにくいです。

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スピーカーの搭載
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
スピーカー | 内蔵 | なし | なし |
Fire TV Cube本体には、唯一スピーカーが内蔵されています。
内蔵されていることで、Alexaの音声や再生する動画や音楽などをFire TV Cubeのスピーカーから再生が可能です。

しかし、内蔵スピーカーがあるからといってなにかメリットがあるかと聞かれると回答に困ります。そのくらいメリットとしては小さいです。
スピーカーがあるからといって「良い音」とはいえず、それであるならテレビのスピーカーから音を出した方がよっぽどマシです。
1点メリットをあげるとすると、Fire TV CubeのAlexaを使ってスマート家電を操作したり、音声検索したりするなら、テレビ画面を付ける必要がないのでFire TV Cubeのほうが簡単に使えて便利です。
しかし、これもEcho Dotなどコスパ向けのスマートスピーカーを用意すれば、Fire TV Stickとの価格差より安く手に入るので大きなメリットは言えません。
対応Wi-Fi
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
対応Wi-Fi | Wi-Fi 6 + イーサネットポート内蔵 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
Fire TV Cubeは、Wi-Fi 6に対応しており、有線接続も可能。
Fire TV Stick、Fire TV Stick 4K Maxは、Wi-Fi接続のみとなります。
これらの違いは、通信の速度と安定性にあります。Wi-Fi 6のほうがWi-Fi 5より速度が早く、Wi-Fiより有線接続のほうが通信が安定して早くなります。
注意したいのは、Wi-Fi 6にWi-Fiルーターも対応している必要があるため、場合によってはWi-Fiルーターを買い替える必要もでてきてしまうこと。

動画を観るなら通信速度は早いに越したことはないので、自宅のWi-Fi環境をチェックして機種を選ぶといいでしょう!
ビデオ通話
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
ビデオ通話 | 対応 | ― | ― |
Fire TV Cubeでは、対応するWebカメラをUSB 2.0ケーブルで接続するとビデオ通話が可能です。
ビデオ通話の相手にもFire TV Cubeが必要になりますが、例えば「Alexa、おじいちゃんのFire TVに連絡して」などとリクエストすれば、離れて暮らす家族とテレビの大画面でお互いにビデオ通話ができます。
ZOOMやGoogle Meetといったビデオ通話には対応しておらず、あくまで家族間でのビデオ通話向けとなります。

家族間のコミュニケーションをより取りやすく、距離を感じさせないアイテムとしてFire TV Cubeを使え、Fire TV Stickではできない芸当です。
HDMI入力ポート
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
HDMI入力ポート | 対応 | ― | ― |
Fire TV Cubeには、HDMIの入力ポートが搭載されています。
これを使うことで、例えばNintendo SwitchやPS5のゲーム音、DVDプレイヤーの音声をFire TV Cubeで出せます。
しかし、ただFire TV Cubeで音を出すだけなら、テレビのスピーカーから音が出るので意味はありません。
ここでのメリットは、Fire TV Cubeの音声をEcho Studioなどのスマートスピーカーから出している場合、ゲーム音などをスマートスピーカーから出せることです。
上記画像を説明すると、
① まずは、Fire TV Cubeとテレビ・モニターをHDMIで接続します。
これはFire TV Cubeを使うなら絶対にやらないといけない接続です。
ここまでは普通のFire TV Cube(Fire TV Stickも)の使い方。
②次に、Fire TV CubeのHDMI入力ポートとゲームやDVDプレイヤーを接続します。
こうすることで、ゲーム機やDVDプレイヤーの音がFire TV Cubeから出せるようになります(これがFire TV Cubeだけのメリット)。
しかし、これではただテレビから音が出るだけなので普通にゲーム機やDNDプレイヤーを使うときと変わりありません。
そこで、Fire TV CubeにEcho StudioなどのスピーカーをAlexaアプリで連携します。すると、Fire TV Cubeで再生するすべての音はEchoデバイスから再生され、HDMI入力ポートに接続したデバイスの音も出すことができます。

テレビの音声よりも圧倒的にリッチな音で映画やドラマ、アニメが観られるだけでなく、ゲーム音なども高級スピーカーから出せるようになるのは大きなメリットです!

Fire TV Cubeを購入するなら、高級スマートスピーカーながらコスパも良い『Echo Studio』も一緒に揃えることをおすすめします!
👉 Amazon Echo Studioをレビュー!6つの注目ポイントとは?おすすめの人・検討したい人を徹底解説!
ARC対応 HDMI
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
ARC対応 HDMI | 対応 | ― | 対応 |
テレビやモニターのARC対応HDMIにFire TV CubeまたはFire TV Stick 4K Maxを接続すると、テレビ番組やゲーム、DVDプレイヤーの音をEchoデバイスから出力できます。
以下の画像のようなイメージです。
Fire TV Cube/Fire TV Stick 4K MaxとEchoデバイスをAlexaアプリで連携させ、ARC対応のHDMIに接続すると、他のHDMIポートに接続されているデバイスの音をEchoデバイスから出せるのです。テレビ番組やBSなどもOK。

Echo DotやEcho ShowなどのEchoデバイスをさらに幅広く使うには、Fire TV Stick 4KやFire TV Cubeがおすすめです!
ストレージ
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
ストレージ | 16GB | 8GB |
Fire TV Stickシリーズは8GB、Cubeは16GBのストレージが用意されています。
ストレージは、動画アプリや音楽アプリ、その他のアプリをダウンロードして保存する容量であり、動画や音楽そのものをダウンロードすることはできません。
使うアプリが20や30を超えてくるなら16GBのCubeを検討してもいいですが、数個の動画アプリで動画を観るくらいならFire TV Stickシリーズの8GBで十分です。
プロセッサ
![]() Fire TV Cube | ![]() Fire TV Stick | ![]() Fire TV Stick 4K Max | |
値段 | 19,980円 | 4,980円 | 6,980円 |
プロセッサ |
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プロセッサの違いは処理能力の差になり、Fire TV Cubeのスペックが一番高いです。
Fire TV StickとFire TV Stick 4K Maxの差は感じにくいですが、Fire TV Cubeとの差は体感しやすいほどサクサク動いてくれます。
動画視聴にストレスを感じたくないなら、一番スペックの髙いFire TV Cubeがおすすめです!
どのFire TVシリーズが私にはおすすめ?
Fire TV Stick
- とにかく安く、テレビ・モニターで動画サブスクを観られるようにしたい
- 4K映像に対応したテレビやモニターがない
上位に当てはまるなら、最も安く購入できるFire TV Stickがおすすめです!
この手のデバイスの中では最安値で、使える機能や観られる動画サブスクは上位モデルと変わらないためコスパ最強。
Fire TV Stick 4K Max
- 安く動画サブスクをテレビ・モニターで観たいが、4K映像にはこだわりたい
そんな方は、Fire TV Stick 4K Maxがおすすめ!
下位モデルとの大きな違いは「4K映像の対応」なので、テレビやモニターが4K映像に対応していて、Amazon Prime VideoやNetflix、Youtubeなどの動画をきれいな画質で観たい人は、Fire TV Stick 4K Maxにしましょう。
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Fire TV Cube
- 画質、動作、通信速度そのすべてが最高品質で動画サブスクを楽しみたい人
- 離れて暮らす家族とビデオ通話がしたい人
- Echo Studioのスピーカーを持っている(購入の可能性がある)人
- Nintendo SwitchやPS5、DVDプレイヤーの音声を映画館のような音で楽しみたい人
上記のどれかに当てはまるのであれば、Fire TV Cubeがおすすめです!
映像も、音声も、使用体験もハイクオリティーで楽しめるのはFire TV Cubeであり、できることが幅広いのもFire TV Cube。
自宅の音環境はFire TV Cube1台にすべて任せられるので、今後を見据えても1台持っておくと生活レベルがググっとアップするアイテムでおすすめです!

Fire TV Cubeと一緒に使いたいスマートスピーカー『Echo Studio』については以下で解説しています!
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Fire TVには機種の違いだけでなく、『リモコン』にも違いがあるので、違いと比較は以下からチェックしてください!