
第5世代Echo Dotってどうなの?評価や音質はどんな感じ?

第5世代Echo Dotは、第4世代から何が変わった?
そんな思いを持っている方のために、
この記事では、2023年2月に発売されたAmazonのスマートスピーカー『Echo Dot(第5世代)のレビュー』をご紹介します!

あいかわらずコスパ最強の名にふさわしいAmazonのスマートスピーカー『Echo Dot』を実費購入して使ってみたので、レビューを一緒に見ていきましょう!
Echo Dot(第5世代)
Amazon Echo Dot(第5世代) | ||
発売日 | 2023年2月 | |
モデル | ![]() Echo Dot | ![]() Echo Dot With Clock |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
カラー |
|
|
サイズ | 幅100mm、高さ89mm | |
重量 | 304g | |
操作方法 |
| |
電源 | 電源コンセント接続 | |
各種接続 |
| |
スピーカー | 44mm (1.73インチ) 前面放射型スピーカー | |
空間オーディオ | 非対応 | |
ロスレスHD音源 | 対応 | |
温度センサー | 対応 | |
LEDディスプレイ | 非対応 | 対応 |
REVIEWZOOの評価:4.2 / 5.0
- 前モデルからの向上
- 5
- 音質
- 4
- 低音
- 4
- 汎用性・連携性
- 4
- コスパ
- 4
使ってよかった
- 前モデルより音質の向上を強く感じられ、低音の厚みが増している
- タップ操作が便利
- 初期設定が30秒で、なにもせずに終わる楽さ
- 温度でスマート家電を操作できる
使って残念だった
- Alexa、Alexaアプリがやや不安定(どのAmazonデバイスでも言える)
レビュー総評
第5世代になったEcho Dotは、前モデルより1,000円高くなっているが、その値上げを『マイナス』に感じさせない音質の向上と機能性の追加がある。
特にスピーカーが前モデルより大きくなったことで、低音の厚みが増し、音楽により迫力感と重厚感が出ている。
そして、第5世代になって追加された『タップ操作』と『温度計測』にも注目したい。
タップ操作は、Echo Dotに触るだけで一部の操作ができ、ベッドサイドやキッチン、作業机などコンパクトに置ける場所との相性が良い。
温度計測は、Echo Dotの設置場所の室温が計測でき、加湿器やエアコンなどのスマート家電を自動操作できするために活用できる。
Wth Clockモデルは、無印版よりも1,000円プラスだが、LEDディスプレイに気温や天気、曲名、アーティスト名などが表示でき、デジタルインテリアとして部屋の雰囲気の演出や視覚的に情報を得られるため利便性も高まっておすすめ。
1万円以下で購入できることを考えると、Echo Dot第5世代は相変わらずコスパ最強で、初めてのスマートスピーカーや複数台持ちにおすすめしたい!
この記事の目次
Echo Dot(第5世代)を見ていく
Echo Dot(第5世代)
Echo Dot with Clock(第5世代)
この記事では、第5世代のEcho Dotとwith Clockモデルを同時に購入し、両者の違いは『LEDディスプレイ』のみのため一緒にレビューをご紹介していきます。

同封物は、Echo Dot本体、電源アダプタ、説明書のシンプルな3点。
Echo Dotもwith Clockモデルも同じです。

本体は球体のボディで、前モデル第4世代と比べてサイズ感や形に変更はなし。
球体の幅は10cm、高さは8.9cmのコンパクトなサイズ感です。

Echo Dotの特徴はそのコンパクトさにあり、手のひらに乗るほど小型なスマートスピーカーです。
ベッドサイドやテーブル、勉強・仕事の机、キッチンなど、ケーブルが届く範囲であればどこへでも置けるほどミニマムで使いやすい。

ティッシュボックスを置くよりも邪魔にならず、手のひらサイズの置き時計を置いているような感覚で置けるので、とても使い勝手がいいです!

接地面は水平になっていますが、全体感は『球』の形。
重量は304gとりんご1個分の重量感で軽いです。

本体には、電源ケーブルを差し込むポートのみ。

付属の電源アダプタを接続すればEcho Dotの準備は完了。

Amazon公式サイトで購入すると、Amazonアカウントと自動的に連携して出荷してくれるので、届いた後にログインやWi-Fiパスワードを入力せず使えたのがとても楽でした!

Echo Dot本体の下部には、1周ライトが光るリングライトがあります。
搭載されている音声AIアシスタント『Alexa』の起動や通知、マイクオフ、おやすみモード、着信ありを光の色でそれぞれ教えてくれます。

本体上部には4つのボタンが搭載。
左右にあるのが音量の調整、上部がマイクオフ、下部が手動でAlexa起動になっています。

「Alexa、音楽を再生して」のように、「Alexa(アレクサ)」と呼びかければ自動的に起動し、その指示に従ってくれますが、手動で起動できるのも声が出せない状況や手動のほうが楽なときは便利です。

Echo Dot、with Clockモデルともに第5世代からタップ操作に対応。
音楽の一時停止や再生、アラームやタイマーの停止などを本体上部をタッチするだけで操作できます。

前モデルまでは、Alexaに声をかけてお願いするしか方法はなかったのですが、手動で操作できるようになったのはとても便利でした!
特に声が出せない状況や声よりも触るほうが楽なときは、とてもスムーズに操作できて良き!

音楽を再生中に本体の上部に手を当てると、スピーカーが震えているのがよく伝わってきます。

第5世代になり、スピーカーが前部を向くようになり、サイズも大きくなっているので音の迫力が増しながらも前方に音を届けてくれる感覚がとてもいい感じ!

Echo Dot with Clockモデルも無印版のEcho Dotとサイズ感やスペック、同封物、ポートは同じです。

1点だけ無印版Echo Dotと違うのは、『LEDディスプレイ』を搭載していること。
時計やタイマー、再生中の曲名やアーティスト名、天気、気温を表示できるため、基本Alexaの音声で情報を得る無印Echo Dotよりも目で見て楽しんだり、情報をキャッチできます。

Alexaに「今の天気は?」とリクエストすると、天気はアイコンで、気温は数字で表示してくれます。
もちろん、Alexaが音声でも応えてくれるので見られない状況でもOK。

タイマーは残りの時間をカウントしてくれて、タイマーが切れると音と光で教えてくれます。

Echo Dot with Clockで再生中のアーティスト名と曲名も表示してくれます。
曲の始まりに必ず表示してくれ、1回表記が流れたら時計に戻ります。
表示できるのはカタカナ、英語、数字。

Amazon Music、Spotify、Apple Musicで実際にチェックしましたが、どれも正確に表示可能でした!

第5世代から追加されたタップ操作にも対応するので、本体上部をサッとタップすればタイマーを止めることも可能。
音楽やアラームなども操作でき、LEDディスプレイとの相性もいい感じ!

第5世代Echo Dot、Echo Dot with Clockのサイズ感、見た目、ボタン、ポート、スペックは同じなので、LEDディスプレイの有無が選ぶ際のポイントです。
価格と購入方法
第5世代Echo Dot、Echo Dot with Clockは、Amazon公式サイトや家電量販店などで購入が可能。
Echo Dotは7,480円、Echo Dot with Clockは8,480円です。
Amazon公式サイトから購入するメリットは、Amazonアカウントでの連携がすでにされた状態で届くため、初期設定は「電源を差し込むだけ」の楽さです。
通常であれば、電源に差し込んで、スマホアプリでAmazonアカウントのログインID、パスワード、Wi-Fiの設定などを手入力でしないといけないですが、Amazon直接購入ならその手間が省けます。
Amazonでカートに入れる前にチェックを入れるだけでOK。


Echo Dotが手元に届いた後、本当に初期設定が「電源差し込みのみ」はラクすぎました!
Amazon公式から購入すればAmazonポイントが貯まったり、料金も他と比べて高く設定されているわけではないのでおすすめです!
スペックと機能
Amazon Echo Dot(第5世代) | ||
発売日 | 2023年2月 | |
モデル | ![]() Echo Dot | ![]() Echo Dot With Clock |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
カラー |
|
|
サイズ | 幅100mm、高さ89mm | |
重量 | 304g | |
操作方法 |
| |
電源 | 電源コンセント接続 | |
各種接続 |
| |
スピーカー | 44mm (1.73インチ) 前面放射型スピーカー | |
空間オーディオ | 非対応 | |
ロスレスHD音源 | 対応 | |
温度センサー | 対応 | |
LEDディスプレイ | 非対応 | 対応 |
第5世代Echo Dotのスペックで注目したいポイントは以下3つ。
- 音質とコスパ
- 温度センサー
- LEDディスプレイ
音質とコスパ
第5世代Echo Dotの音質を一言で表すなら、『前モデルから進化したコスパ最強スピーカー』です。
というのも、前モデルより1,000円値上げがされていますが、スピーカーのサイズが10%大きくなっており、はじめて音楽を聴いたときにはレベルアップ具合を特に感じました。
レベルアップしているのは特に低音で、音の厚みが増されており、より臨場感や迫力のある音が音楽の表現力を高めてくれています。
1,000円高くなっていても音質が向上されており、さらに温度センサーやタップ操作などの機能も追加されていると考えると、ネガティブな値上げではなくむしろプラスのレベルアップと感じます。
さらに、7,480円でこの音質なら十分過ぎるほどで、気軽に自宅で音楽を聴きたい、作業中にBGMで流したいというならまったく違和感なく、むしろ心地よい音で音楽が楽しめるのでおすすめです!

1万円以下でこの音質で音楽が楽しめるのは、どのスマートスピーカーを探してもEcho Dot(第5世代)くらいで、あいかわらずAmazonはコスパは最強です!
温度センサー

第5世代Echo Dotには、温度センサーが搭載され、設置している部屋の温度計測が可能。
注意したいのは、温度計測はあくまでスマート家電を温度で操作するためであり、室温をAlexaに聞いたり、with ClockのLEDディスプレイには表示できません。(上画像のようにAlexaアプリから確認は可能)。

Alexaアプリには「定型アクション」という機能があり、これは「ある条件になったら、設定した操作をする」という自動化ができる機能。
第5世代Echo Dotで温度センサーに対応したため、例えば「室温が20度を下回ったら加湿器を点ける」という自動化が可能になります。
組み合わせは自由自在で、対応するスマート家電があれば自分で条件や機能操作を設定できます。

設置している部屋の温度を計測するのがメインとなるので、加湿器やエアコンとの相性が抜群!
スマート家電ブランドSwitchBotから発売されている、「加湿器」やエアコン操作のためのアイテム「ハブミニ」と連携するのがおすすめです!
👉 SwitchBot加湿器を実機レビュー!加湿だけじゃない冬場のベストアイテム
👉 SwitchBotハブミニを写真でレビュー!家電リモコンとおさらばできるが注意点もあり
LEDディスプレイ

第5世代の無印Echo Dotと時計付きEcho Dot with Clockの違いは『LEDディスプレイの有無』のみ。
1,000円with Clockモデルが割高で、スピーカーや性能、機能は同じなため、このLEDディスプレイのためにプラス1,000円するかどうかがポイントです。

前モデルから時計付きモデルのwith Clockを実際に使っていますが、自宅に1台あると本当に便利です!
例えばベッドサイド。
スマホの明るい画面を見ることなく時計を確認でき、アラームの設定や天気予報、ニュースなどを読み上げたり、音楽再生もできるため、ベッドまわりで大活躍です。
(ささやき声で「Alexa、今何時?」と言えば、Alexaもささやき声で「23時です」って応えてくれるのもいい!!)
リビングやキッチンまわりで置き時計としても使えて、さらに料理中のタイマーやリビングでの音楽視聴、Alexaとの会話、音声検索などででも活用できます。
時計を置いて確認するだけでなく、その他の機能も使いこなすことでより利便性や汎用性が向上するので、with Clockモデルは1台あると本当に便利です!
Echo DotなどEchoデバイスは、自宅の各部屋に置くことでそれぞれを連携しながら使えます。
例えば、リビングのEcho Dotから寝室のEcho Dotに通話をかけたり、リビングとキッチンにあるすべてのEcho Dotで音楽を再生したりと、主要な部屋にEchoデバイスが1台あるだけで部屋をつなぐアイテムとしても活用できます。
しかし、すべて時計付きが必要かと言われるとそうでもなく、複数台購入すると1,000円の差も大きくなるため、時計を確認する主要な部屋でwith Clockモデルがおすすめです!
そうでない部屋は、Echo Dotで十分でしょう。
第5世代Echo Dotとwith Clockの違いとは?
第5世代Echo Dotは、無印モデルと時計付きのwith Clockモデルの2モデルが発売(前モデル第4世代と同じ)。
Echo Dotは3カラーの展開。
![]() チャコール | ![]() ディープシーブルー | ![]() グレーシャーホワイト |
Echo Dot with Clockは2色展開。
![]() クラウドブルー | ![]() グレーシャーホワイト |
無印モデルとWith Clockモデルの機能面での違いは、LEDディスプレイがあるかないかの1つだけ。
LEDディスプレイがないほうが無印Echo Dot、あるほうがWith Clockです。
そして、料金の1,000円の違いもこのLEDディスプレイがあるかないかで変わってきます。

では、LEDディスプレイには何が表示できるのか?
- 時刻表示やタイマー
- 再生中の曲名、アーティスト名
- 天気アイコンと気温
の3つの表示に対応しています。




前モデルからEcho DotとWith Clockのどちらも使用していますが、圧倒的にWith Clockのほうが使い勝手は良いです!
Echo Dotが目視で確認できる置き時計としての役割を担ってくれるだけで1,000円分の価値はあり、さらにタイマーや天気、気温、曲名、アーティスト名まで表示してくれるため、1,000円プラスしてwith Clockを購入してもそれ以上のメリットがあります。
視覚的に情報をキャッチできるのは便利なものです。
Echo Dot 第5世代と第4世代の違いとは?
Echo Dot編

Echo Dot第5世代になったことで、前モデル第4世代から進化した点は4つ。その違いから料金が1,000円ほど値上げされています。
Echo Dot | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
サイズ | 幅100mm、高さ89mm | |
重量 | 328g | 304g |
オーディオ | 1.6インチスピーカー | 1.73インチスピーカー |
温度センサー | 非対応 | 対応 |
電源 | 電源コンセント接続 | |
タッチ操作 | 非対応 | 対応 |
空間オーディオ | 非対応 | |
外部入力ポート | あり | なし |
オーディオ
Echo Dot | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
オーディオ | 1.6インチスピーカー | 1.73インチスピーカー |
平面的なボディだった第3世代Echo Dotから進化した第4世代は、球体のボディになったことで音の広がりを感じられるようになりました。
しかし、搭載していたスピーカーは1.6インチで同じだったため、そもそもの音質の向上や低音のパワーアップにはならず、あくまで形が変わったことで音の体験が変わったまででした。
そして、今回の第4世代から第5世代の進化では、スピーカーのサイズが約10%大きくなっており、より幅の広い音が出せるようになっています。

実際に聴き比べてみると、明らかに低音の重みや厚みが増していて、音楽の表現が一段上がった体験が楽しめました!
温度センサー
Echo Dot | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
温度センサー | 非対応 | 対応 |

第5世代になって新たに搭載されたのが温度センサー。
Echo Dot本体が温度を計測することができるようになり、Alexaアプリでの温度確認が可能となりました。
さらに、定型アクションを使えば、例えば「室温が20度を下回ったら暖房を点ける」や「室温が28度を超えたら扇風機を点ける」みたいな自動化も可能になります。

より自宅をスマート化させられるアイテムに進化しているので、すでにスマート家電を持っている人でも、これから購入をする人でもEcho Dotは中心的なアイテムとして活躍してくれます!
タッチ操作
Echo Dot | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
タッチ操作 | 非対応 | 対応 |

第5世代Echo Dotは、本体上部のタップ操作に対応。
音楽の再生や一時停止、タイマーの停止、通話の終了などの操作を声だけでなく、『触れるだけ』で操作が可能になっています。

AlexaでもOK、タップ操作でもOK。使用方法の幅が広がったのでさらに使いやすさが向上しています!
はじめは触っても反応しないことがありましたが、触り方のコツをつかめばいい感じに手動で使えていい感じです!
外部入力ポート
Echo Dot | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
外部入力ポート | あり | なし |

第5世代にあるポートは電源ケーブルのみで、第4世代にあった外部入力ポートは排除されています。
Echo Dotで音楽を再生するには、インターネット環境に接続して音楽サブスクで聴いたり、Bluetooth接続で流す方法になります。
Echo Dot with Clock編

Echo Dot With Clock | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
サイズ | 幅100mm、高さ89mm | |
重量 | 328g | 304g |
オーディオ | 1.6インチスピーカー | 1.73インチスピーカー |
温度センサー | 非対応 | 対応 |
LEDディスプレイ | LEDディスプレイ | ドットマトリクスLEDディスプレイ |
電源 | 電源コンセント接続 | |
空間オーディオ | 非対応 | |
タップ操作 | 非対応 | 対応 |
外部入力ポート | あり | なし |
Echo Dot With Clockが第5世代になったことで、第4世代から進化したポイントは5つです。その違いから1,000円値段もアップしています。
オーディオ、温度センサー、タップ操作、外部入力の4点はEcho Dotと同じなので、この記事の『第5世代Echo Dotになって進化したポイント』をご確認ください。
LEDディスプレイ
Echo Dot With Clock | ||
世代 | 第4世代 | 第5世代 |
価格(税込) | 7,480円 | 8,480円 |
LEDディスプレイ | LEDディスプレイ | ドットマトリクスLEDディスプレイ |

第4世代With ClockにもLEDディスプレイがありましたが、第5世代になって2つの大きな変更と進化があります。
- 表示スタイルが変わった
- 表示できるものが増えた
まず、LEDディスプレイが第5世代になって「ドットマトリクスLEDディスプレイ」になっています。
これはその名前のままの通りで、ドット(点々)で文字やアイコンを表示します。
数字だけでなく、アイコンやカタカタ、英語も表示可能。
次に『表示できるものが増えた』です。
第4世代Echo Dot With Clockでは、LEDディスプレイに表示できるものは基本的に数字のみ。
時計やタイマー、気温などを使う際に表示されていました。
これだけでも十分使い勝手がよかったですが、第5世代になりよりエンタメ要素が強化され、生活にも根ざした使い方が可能になっています。
それが、天気アイコンと室温、アーティスト名と曲名の表示です。
第5世代Echo Dot With Clockで表示できるもの
カラーもデザインもインテリアとしていい感じに使えるものなので、さらっと表示される時計や天気、曲名は部屋の見た目のレベルも上げてくれるでしょう!

LEDが若干明るく見えるようになっており、アプリから明るさ調整もできます!
実費購入で使ってみた感想
Echo Dot第5世代を実際に購入してみて、よかったところと残念だったところは以下5つ。
- 前モデルより音質の向上を強く感じられ、低音の厚みも増している
- タップ操作が便利
- 初期設定が30秒で、なにもせずに終わる楽さ
- 温度でスマート家電を操作できる
- Alexa、Alexaアプリがやや不安定(どのAmazonデバイスでも言える)

残念だったところはEcho Dotだけでなく、すべてのAmazonデバイスに言えることでもあります。
Echo Dotだけで見るなら、音質も使い勝手も良くてコスパ最強スマートスピーカーの名はEcho Dot第5世代でも健在です!
前モデルからの音質向上
前モデル第4世代からスピーカーサイズは10%大きくなっているからか、低音の出具合がパワーアップ。
第4世代は、乾いたようなポコポコと出ているイメージの低音で、クリアな音質でしたが音が弱々恣意感じがありました。第5世代ではしっかりと中音域から高音域を下支えする低音と、音の層が何層にも重なっているかのようなしっかりと腰を据えている音になっています。

これで1,000円の値上げであるならむしろお得感が高く、ながら聴きにおすすめだったEcho Dotがよりリッチに楽しめるようになっていてとても満足しています!
タップ操作が便利

無印版もwith Clock版も、本体上部をタップすることで音楽の再生や一時停止、タイマー停止、アラーム停止などの物理操作が可能に。
すごく小さいアップデートですが、使ってみると意外と使いやすく、声だけではストレスに感じていた正常に動かない問題や声を出すのが面倒問題を解決してくれました!

タップ操作があると小さい動作でストレスを感じなくなり便利!
初期設定が簡単すぎる
Echo Dot第5世代を購入して手元に届いてから、「Alexa、音楽を再生して」などと使い始めるまでに約30秒、タップ0回で初期設定が完了してしまいました!
このスムーズな初期設定はとてもよかったです。
ステップ1:電源接続

本体にケーブルを差し込んで、電源に接続します(青く光る)。
ステップ2:自動的にセットアップモードに

少し経つと自動的にセットアップモードになります(オレンジ色の光に)。
ステップ3:自動的に準備開始

Alexaアプリを開くと、自動的に準備中となるので、そのまま待ちます。
ステップ4:設定完了

待つだけで設定完了です!
これは、Amazonで購入する際、カートに入れる前に「デバイスをAmazonアカウントにリンクする」にチェックを入れればできる設定です。

パスワードやログインIDなどを手入力で入れる必要がなく、とても楽に設定できてよかったです!
温度で家電操作

これまでのEcho Dotには、温度センサーは搭載されていませんでしたが、第5世代で搭載されるようになり、よりスマートな家電操作が可能に。
例えば、SwitchBot加湿器と連携すれば、Echo Dotが設置している部屋の温度が20度を下回ると自動的に加湿器を点ける、という自動化が可能になります。
また、SwitchBotハブミニと連携すれば、室温が28度を上回ったら冷房を点ける、という自動化も可能。
温度センサーなので、気温や湿度に関する家電との相性が良く、暑さや寒さ、湿気で不快な気分になる前にEcho Dotが解決に導いてくれます!

Echo Dotだけでは使い道は薄いですが、Echo Dotというコスパ重視モデルが温度センサーに対応したことで、より安価に自宅をスマート化させることができるようになりました!
音質向上で音楽がよりリッチに楽しめるようになっただけじゃない!
Echo Dotを購入するのであれば、SwitchBot加湿器やエアコンを操作できるSwitchBotハブミニのチェックもおすすめです!
やや不安定なのは注意
このデメリットは、Echo Dot第5世代だけでなく、前モデルの第4世代、その他のEchoシリーズ、Echo ShowシリーズなどすべてのAmazonデバイスに当てはまること。
それがAlexaアプリやAlexaの動作がやや不安定なときがあることです。
例えば、「Echo Dotの名前を変更したのにすぐ反映されず、何度も変更してやっと変わった」のような本当に小さいところです。
毎回不安定になったり、使えなかったりするわけではなく、普通に使い続けられるのですが、ある時ふとした瞬間に不安定に遭遇し、ストレスを感じることがあります。
と言えるのは、AppleのスマートスピーカーHomePod miniやHomePodがとても安定して使えるため、そもそもそういった不安定がAmazonで少なくても目立ってしまう、という感覚にあります。
テストで98点取ってすごいのに、みんな100点だからなんか微妙みたいな。
年収1億円ですごいのに、周りはみんな年収10億円だからなんか微妙みたいな。
普通にすごいんだけど、さらにすごいやつがいるから微妙に思えてきてしまう、そんな感じがAmazonとAppleのスマートスピーカーを実際に使っているとよく感じます。
それは当然のことといえばそうとも言えて、AppleはiPhoneとの連携がマストであり、同じAppleブランドで固めるからこそのメリットはずっと大きいです。
対して、AmazonはiPhoneでも、Androidでも使えるため誰でも使いやすいのが特徴。しかし、その分完成度はやや落ちているのか、Appleと比較してしまうと残念なときがたまにあるのです。

とは言っても、Amazonが「コスパがいいから質は雑でいい」ではなくて、『値段以上のパフォーマンスと質の高さ』があるからAmazonデバイスは人気なのです!
ですが、比較対象を広げると目立ってしまうところもあるので、iPhoneユーザーはAppleのスマートスピーカーもチェックしてみるのもおすすめ。
👉 HomePod miniをレビュー!音質や機能、3つの注意点とは?
👉 新型Apple HomePod 2をレビュー!空間オーディオを最高レベルで楽しめる!
今すぐ購入したいおすすめの人
Echo Dot(第5世代)は、以下に該当する人におすすめしたいスマートスピーカーです。
- コスパ良く自宅で音楽を聴きたい人
- 自宅をコスパ良くスマートにしていきたい人
コスパ良く自宅で音楽を聴きたい人
第5世代Echo Dotは、とにかくコスパが良い。かといって音質が損なわれるわけではなく、値段以上の質感で音を楽しめるのもポイント!
Amazonは商品購入で儲けようとは考えておらず、商品購入後のAmazonでの買い物や関連サービスの登録などで儲けようと考えているため、同じスペックのスマートスピーカーがあってもEcho Dotのほうが『安い』ということが起きています。
そのため、コスパ良く自宅で音楽を聴きたい人は、Echo Dotからまずは入ってみるのがおすすめ!
自宅をコスパ良くスマートにしていきたい人
Alexaに指示をしたり、設定をしておくことで、対応するスマート家電の遠隔操作や自動操作が可能になります。
- 室温に合わせて加湿器を自動的に点ける
- 「おやすみ」とAlexaに言ったら、ライトを自動で消してくれる
- 朝6時にアラームを鳴らし、カーテンを自動で開け、今日の天気予報を読み上げてくれる
こんな自動化された生活を始めるには、まずはリクエストをするための元となるアイテムが必要。それがEcho Dotです。
この使い方は一機能でしかなく、他にも使える機能はたくさんあるので、今すぐスマートホームの構築を目指さなくても、今後のためにコスパの良いEcho Dotを購入しておくのはおすすめです!

当サイトでは、スマート家電を実際に使ってみて紹介しているので、Echo Dotのあとにどんなスマートを実現しようかじっくりチェックしてみてください!
一度検討が必要な人
Echo Dot(第5世代)がどれだけ魅力的に感じても、一度立ち止まって検討すべき人は以下のような人です。
- 音質重視で音楽や動画視聴を楽しみたい人
音質重視で音楽や動画視聴を楽しみたい人
Echo Dot第5世代は、値段の割には低音がしっかりと出て、音質もきれいなスマートスピーカーですが、レベル感でいうと中の下といったところでしょう。
もちろん約8,000円するアイテムなので、それなりに良い音で楽しめます。
しかし、Echo Dotの上位互換であるEchoやEcho Studioは、さらにスピーカーが大きく、数も増えて、より表現力が増しています。低音の重みや深みも格が違います。
音楽だと違いを感じにくいですが、映画やドラマの音声を出すとなると、その違いは明確に現れます。
Echo Dotは音がしっかりと出ている程度でしかなく、上位スピーカーになると音に包み込まえるようなリアルな空間を感じ、実際に作品の中に入り込んだかのようなリッチな体験ができます(Echo Dotは空間オーディオ非対応のため)。
そのため、自宅でホームシアターを構築し、映画館のような臨場感や迫力のある音で動画や音楽を楽しみたいのであれば、Echo Dotは不向きです。
音質にこだわりたい人は、AmazonのEcho Studioを検討するのがおすすめです!
👉 Amazon Echo Studioをレビュー!6つの注目ポイントとは?おすすめの人・検討したい人を徹底解説!
対して、とりあえず自宅で、そこそこ良い音質で音楽を聴きたい、くらいのライトな感じでコスパよく行きたいならEcho Dotがおすすめです!
最新の価格をチェックする|Echo Dot with Clock(第5世代)
一緒に使いたいデバイス
Echo Dot

Echo Dotは、2台用意することでペア設定ができ、同時に音楽を再生できます。
2台のEcho Dotで連携されているため、一方の音量を調整すればもう一方も一緒に調整されるようになっており、2つで1つのスピーカーという構築が可能。
例えば、机の右と左にEcho Dotを設置すれば、左右からより立体感のある音で聴けるため、1台より2台あるほうが体験としてはリッチになります!
2台購入しても約1.5万円なので、むしろ複数台持ちのほうが料金に対して満足度高く使っていけるのでおすすめです。
ちなみに、無印版とwith Clock版でペア設定も可能。
SwitchBot加湿器

SwitchBot加湿器は、ただの加湿器ではなく、スマート加湿器です。
なにがスマートなのかというと、スマホで遠隔操作をしたり、温湿度に応じて自動で起動・停止ができるようになっています。
Echo Dotには、温度センサーが搭載されているので、例えば20度を下回ったらSwitchBot加湿器を起動する、みたいな自動化が可能。
自動で快適な湿度に調整をしてくれるので、勉強や仕事の集中を遮ったり、不快感のある湿度で一回嫌な気持ちになるのを防いでくれます。
👉SwitchBot加湿器を実機レビュー!加湿だけじゃない冬場のベストアイテム
SwitchBotハブミニ

SwitchBotハブミニは、家電のリモコンをスマホで操作できるようにしたり、Alexaで操作できるようにするアイテム。
Echo Dotと一緒に使うことで、室温を計測したEcho Dotがハブミニを経由してエアコンに指示を出せます。
そうすることで、設定した室温を下回ったら暖房を、上回ったら冷房を点けるみたいな自動化が可能。
SwitchBot加湿器と一緒にEcho Dotと連携すれば、もうその部屋の環境はAlexaに任せておけばOK!

仕事や勉強、作業、家事など、自宅にいる時間が長い人は、自分でいちいち確認するのも面倒な温湿度をこれで自動化してしまえば、不快にならず過ごせておすすめです!