
「Siri、Siri」ってよく聞くけど、あれって何なの?何ができるの?

Siriってどうやって使うの?できるを知りたい!

スマートホームを使いたいんだけど、Siriでいいの?他に選択肢として持っておくべきものってあるの?
そんな思いを持っているあなたのために、
この記事では、Appleの音声AIアシスタント『Siri』についてご紹介します。

iPhoneを使っていれば「Siri」はとても身近かと思いますが、まだまだ知らないことがたくさんなのではないでしょうか。Siriの本当のところを一緒に見ていきましょう!
この記事の目次
Siri(シリ)とは?
Siri(シリ)
Siri(シリ)は、iPhoneやiPad、Mac、AirPods Proなどを販売しているAppleが開発した音声AIアシスタントです。
Androidを使っている人は「Googleアシスタント」が、アイアンマン好きなら「ジャービス」と言うとイメージが湧くでしょうか。Aiと話す、そのAIがSiriです。

AIなので目には見えません。Siriが搭載されたデバイスがあり、それに「ヘイ、Siri」と声をかけることで会話や指示ができるのです。
では、「Siriに指示をする」とは、どんなことができ、どんな指示に応えてくれるのか。
それは、iPhoneの機能を操作したり、家電を操作したり、スマホアプリを操作したり、ネット検索をしたりなど、できることはたくさんあるので、これから一緒に見ていきましょう!
- Siriは、Appleが作った音声AIアシスタント
- 様々なデバイスにSiriが搭載されている
- Siriを使う=人間がやってほしいことを声で指示する
Siriができること

Googleアシスタントに指示できることややってくれること、できることは、大きく以下の5つです。
- タイマーやリマインダー、カレンダーなど便利機能を使う
- 家電を操作する
- 音楽、動画、運動などを楽しむ
- 知らないことを質問する
- 通話やメッセージをする
タイマーやリマインダー、カレンダーなど便利機能を使う
Siriに指示をする高頻度の機能は、便利機能を指示することでしょう。
Siriで使える便利機能は、主に以下の表の通りです
リクエストの例 | 内容 |
3分のタイマーを設定して | 指定した時間のタイマーを設定する |
明日朝5時に起こして | 指定した時刻にアラームを設定する |
今日の気温は? | 天気予報を教えてもらう |
最新のニュースは? | ニュースを教えてもらう |
リマインドに「コーヒーを買う」を追加して | ToDoリストにタスクを追加する |
今日のリマインドは? | ToDoリストを確認する |
9月5日15:00から「映画」の予定を1時間で追加して | カレンダーに予定を追加する |
明日の予定は? | カレンダーの予定を確認する |
お父さんに電話して | 電話帳に登録されている人に電話をかける |
できることを挙げればキリがないですし、1つのできることでも様々なパターンがあります。iPhoneを持っているなら、「iPhoneでできることはほぼすべて指示できる」くらいのイメージでもいいでしょう。
そして、Siriには、ただ1つの指示に対して1つの回答をするだけでなく、複数の指示をまとめて実行できるのです。これを「オートメーション」と言います。
例えば、午前8時になると、
- カーテンを開ける(対応デバイス必要)
- 今日の天気を読み上げる
- 今日の予定を読み上げる
- お気に入りの音楽を再生して、1時間後に止める
といったように、ある条件を満たしたとき、設定した複数の指示を自動的に行なってくれます。

いつも同じように行動するルーティンを自動化することで時間の節約になり、別のことに時間が使えるようになるのです!
家電を操作する
Siriを使う上で別途必要なものが発生しますが、生活を自動化することができ、楽さや便利さを手に入れられるのが家電操作です。
先ほど「タイマーやリマインダー、カレンダーなどの便利機能」で紹介したオートメーションを駆使すれば、家電操作も自動化できるので、自分が動くことなく自宅の家電や家具を操作できちゃいます。

Siriで家電を操作するには、Siriが搭載されたデバイスと対応したデバイスの2種類が必要になります。
操作できる家電の一例。
- 電気のON / OFF
- エアコンのON / OFF
- カーテンの開け / 閉め
- 家電のボタンやスイッチを押す、ON / OFF
- テレビのON / OFF
などなど、家電や家具の数だけ使い道があるほどです。
また家電や家具は、すでに自宅にあるものをSiriに対応させることも可能なので、新しく大型家電や家具を購入する必要なく、スマートホームを構築できるのもポイント!(Siriに対応させるためのデバイスは必要)
音楽、動画、運動などを楽しむ
Siriに指示する最も多いことは、音楽や動画、運動などを楽しむときにリクエストする指示です。
例えば、

ヘイ、Siri、踊れる音楽をかけて
とリクエストすれば、設定した音楽アプリから指定した音楽を再生してくれます。

ヘイ、Siri、Netflixを開いて
とリクエストすれば、指定した動画アプリを開いてくれます。

ヘイ、Siri、30分の屋外ランニングをスタート
とリクエストすれば、Apple Watchで運動を測定してくれます。
注意点としては、SiriはAppleの音声AIアシスタントであるため、Appleのサービスが優先的または独占的に指示に応えます。そのため、例えばYoutubeアプリで動画を検索できなかったり、Amazon Musicで音楽が再生できないなどの制約があります。
音楽聴き放題アプリ
Siriに対応している音楽聴き放題アプリは、以下の6つです。
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Youtube Music
- うたパス
- LINE MUSIC
対応している音楽アプリはいくつもありますが、ここで注意したいのは、別のブランドのアプリよりも純正アプリの方が操作できる機能が多いことがあります。
SiriならApple Musicが最も相性が良いので、「他でできるのにApple Musicはできない」みたいなことがなくておすすめです。その逆はあります。

もし、Amazonの『Amazon Prime Music』や『Amazon Music Unlimited』を使っているなら、Siriではなく、Alexaのほうが使い勝手が良いのでおすすめです!

もし、Googleの『Youtube Music』を使っているなら、Siriではなく、Googleアシスタントのほうが使い勝手が良いのでおすすめです!
👉 Googleアシスタントとは?できること&始め方3ステップ
動画見放題アプリ
Siriから操作できる動画見放題アプリは、Apple TV+のみで、その他Netflixやディズニープラスなどのアプリは動画を開くことのみ対応しています。
知らないことを質問する
iPhoneで知りたいことを検索するのをSiriにお願いすることもできます。
例えば、
- 9,500円の25%引きは?
- 明日は何曜日?
- おつかれさまって英語でなんて言うの?
- カシューナッツのカロリーは?
- 「GDP」ってなんの略?
- 近くのガソリンスタンドハードル
- ここから渋谷までの行き方は?
- マイケル・ジャクソンってどんな人?
- Siriはどんなことができるの?
など、頭に疑問が浮かんだらとりあえずSiriに聞いてみてください。そのくらい応えてくれる質問は幅広いです。

Siriが気になった人は、iPhoneに向かって「ヘイ、Siri、どんなことができるの?」と言ってみてください!
通話やメッセージをする

Siriは、Siriが搭載されたデバイス同士で通話をしたり、iPhoneから通話をかけたりできます。
例えば、寝室から

子ども部屋に通話かけて
と指示すれば、寝室にあるSiriデバイスから子ども部屋にあるSiriデバイスへ通話がかけられて、会話ができます。これは電話ではなく、通信を使った通話になるので、LINEのようなイメージです。
また、iPhoneの通話を指示することもでき、

祖母に電話をかけて
と指示すれば、電話番号から電話をかけることができます。
他にも、iPhoneからメッセージを送ることもでき、

祖父に「明日行くね」とメッセージして
と指示すれば指定した人にメッセージを送ってくれます。
通話をしたり、電話をかけるだけでなく、留守電を聞いたり、メッセージ内容を読み上げたり、位置情報を送信したり、Webサイトをメッセージで共有したりといった関連する指示もリクエストが可能です。
Siriを使うまでのステップ
ステップ1:音声AIアシスタントを決める
Siri以外にも、Googleの「Googleアシスタント」、Amazonの「Alexa」、LINEの「CLOVA」などの音声AIアシスタントがあります。
まずは、どの音声AIアシスタントを使うのか決める必要があります。
その理由は、別の音声AIアシスタント同士が連携できないため、搭載デバイスや対応デバイスを一つの音声AIアシスタントに絞る必要があるからです。
👉 スマートホーム構築最初のステップ!音声AIアシスタントの選び方とは?

2022年10月に『Matter』という規格がリリースされ、ひとつのアプリでAmazon、Apple、Googleからスマート家電が操作できるように!
ステップ2:搭載・対応デバイスを購入する
Siriが自分にとって良い選択であるなら、次にSiriを用意する必要があります。
用意するといっても「Siriだけ」を購入できるのではなく、Siriが搭載されたデバイスや対応したデバイスを用意する必要があります。

『搭載』は指示をする大元となるデバイスで、『対応』は操作されるデバイスのこと。
👉 2023年版|Siriが使える8種類のデバイスとは?おすすめはどれ?
ステップ3:Siriを使う
デバイスが用意できたら、後はSiriにやってほしい指示をリクエストしたり、オートメーションを設定して、生活をスマート化していきます!

ヘイ、Siri、オススメの音楽を再生して