
Apple TV 4Kってどうなの?使う価値あり?自分にApple TV 4Kは使えるかな?

Apple TV 4Kが気になっているんだけど、実際のところ評価はどう?他のデバイスのほうがいい?
そんな思いを持っているかたのために、
この記事では、Appleのストリーミングメディア『Apple TV 4Kの実機レビュー』をご紹介します!

テレビやモニターで動画を観たり、音楽を聴いたりするためのデバイス。Apple製品だからこそそのクオリティの高さがありますが、実際のところはどうなのか一緒に見ていきましょう!
Apple TV 4K
Apple TV 4K | ||
発売日 | 2022年11月 | |
モデル | ![]() Wi-Fiモデル | ![]() Wi-Fi + Ethernetモデル |
価格(税込) | 19,800円 | 23,800円 |
サイズ | 高さ31mm、幅93mm | |
重量 | 208g | 214g |
リモコンサイズ | 高さ136mm、幅35mm、厚さ9.25mm | |
リモコン重量 | 重量66g | |
画質 | 4K | |
Thread | 非対応 | 対応 |
ギガビットイーサネット | 非対応 | 対応 |
ストレージ | 64GB | 128GB |
チップ | A15 Bionicチップ | |
リモコン | USB Type-C | |
Siri | 搭載 | |
電源 | 電源コンセント接続 | |
リモコン電源 | USB Type-Cにて充電式 |
REVIEWZOOの評価:4.5 / 5.0
- 画質
- 4
- 連携性
- 4
- コスパ
- 3
- 汎用性
- 3
- クオリティ
- 5
使ってよかった
- 見た目、質感に高級感があり、インテリアとしても持っているステータスとしてもGood
- 設定がとっても簡単!
- シンプルで見やすいインターフェース
- 無駄な広告が表示されない
- 本体ボディから使用体験まで圧倒的に心地よい
使って残念だった
- iPhoneに縛られる
- 作品の検索はいまいち
- HDMIケーブル、USB Type-Cケーブルは別途必要
- 指紋や汚れが気になる
レビュー総評
2022年11月にAppleから発売されたストリーミングメディア『Apple TV 4K』。
前モデルから軽量化、小型化され、リモコンも刷新。iPhoneやAirPods、HomePod miniなどのAppleデバイスとの連携性はとても良く、細かいところ、痒いところに手が届く使用体験は使っていてとても心地よい。
また、Appleの特徴ともいっていいインターフェース(操作する画面)はとてもシンプルで直感的に操作が可能。iPhoneらしい使い心地を体感でき、無駄な要素は削ぎ落とされ、余計な広告が表示されないのもGood!
注意したいのはやはりiPhoneがないと最大限の能力を発揮できず、その他にもAppleデバイスがあればあるほどレベルアップしていくため、Appleに縛られるのはデメリットと感じる人もいるでしょう。
また、AmazonのFire TV StickやGoogleのChromecastと比べると、作品の検索性はやや劣っており、作品がNetflixやAmazon Prime Videoで観られるか横断的に検索できないのはやや遅れている。
iPhone持ちで、使っている心地よさや高級感、4Kの映像、そしてApple製品との連携性を最大限引き出して映画や音楽を味わいたいという高級志向な人におすすめ。
この記事の目次
Apple TV 4Kを見ていく

Apple TV 4Kには、本体とは別にリモコンと電源ケーブルの2つが付属。
しかし、これだけではApple TV 4Kは使えず、他に『HDMIケーブル』と『リモコン充電用のUSB Type-Cケーブル』も必要になるので一緒に購入するか自宅にあるケーブルを使用するようにしましょう。

本体は、手のひらに乗るコンパクトなサイズですが、スマホよりは存在感があります。
重量は約210gなのでじゃがいも一個分くらい(前モデルと比べるとすごく軽くなっている)。
また、前モデルとと比べてファンレスになっているため、起動音はほぼしません。
そして、このダークなAppleのロゴと黒一色で統一されたボディは見た目すごく高級感があり、どんな部屋にも違和感なく置けるデザインとなっています。

高さは人差し指の第二関節くらいで32mm。
スマホ3~4台を重ねたくらいの厚みはあるので、事前に設置場所はチェックしておいたほうがいいでしょう。

今回購入したモデルは、Wi-Fi + Ethernetモデル。
4,000円安くなったのがWi-Fiモデルで、上の画像にある真ん中のポート(LANケーブルを接続する場所)がありません。
これは、有線でインターネットを接続できるポートなので、Wi-Fiではなく、有線で高速なApple TV 4Kを体感したい人はWi-Fi + Ethernetモデルがいいでしょう。
このWi-FiモデルとWi-Fi + Ethernetモデルには3つの違いがあります。
- 有線LANのポート
- Threadネットワークの対応
- ストレージ

Apple TV 4Kを使う上で大きな違いではないですが、気になる方はこの記事を読み進めるか次の記事もチェックしてみてください。
👉 Apple TV 4Kができること10選!iPhoneユーザーなら必須デバイスか

Apple TV 4Kの上面はツルツルした素材なのでそこまで指紋や汚れは気になりませんが、側面は反射する素材なんでガッツリ指紋が付きます(Appleのロゴも)。

そのため、Apple TV 4Kを手に入れたら、側面にはできるだけ触らず設置し、一度設置したらもう触らないこと。それで解決です。
あとはほこりが付くとやや目立つため、定期的に掃除はしてあげましょう。

Apple TV 4K本体のポートに電源ケーブルを接続して使用していきますが、付属しているのは電源ケーブルのみで、これだけではApple TV 4Kは起動しますが、映像をテレビやモニターに映し出せません。

Apple TV 4Kと一緒に購入するか、自宅に余っているケーブルを使うかして、HDMIケーブルを接続し、観たいテレビやモニターに接続すれば準備はOKです。

HDMIケーブルは付属していないので確実に用意しましょう!

画面を操作するための付属リモコン。
シルバー色の冷たい手触りのリモコンで、重厚感もあるので「使っている自分なんかかっこいい」みたいな感じになります。
またApple TV 4K本体とは違って指紋はがまったく目立たないのもいい感じです。

テレビのリモコンは、いろんなボタンがあっていちいち持ち替えないと使えないことが多いですが、Apple TV 4Kのリモコンはシンプルで、コンパクトなサイズなので持ちやすいです。
- 電源ボタン
- 上下左右の移動ボタン
- 決定ボタン
- 戻るボタン
- TVボタン
- 再生/停止ボタン
- 消音ボタン
- 音量ボタン

側面にはSiriを起動するボタンがあり、長押ししてSiriにやってほしいことや調べてほしいことを声でリクエストします。

Siriボタンは、左手だと人差し指を使うことになるのでやや押しにくい。
ですが、そこまでSiriを起動するシーンは多くないですし、リモコンをがっちり決まった持ち方をする必要もないので、そこまで気にするほどではありません。

右手は親指でSiriボタンを自然に押せます。

リモコンは充電式で、USB Type-Cのケーブルで充電します。
このUSB Type-Cケーブルも付属していないので、Apple TV 4Kと一緒に購入するか、すでに持っているものを使用しましょう。
1回フル充電すると、毎日使用しても数ヶ月はバッテリーが持つので、充電頻度はスマホの何倍も効率がいいでしょう。

Apple TV 4Kには、HDMIケーブルとUSB Type-Cケーブルは付属していないですが、Apple TV 4Kを使うには必須なので必ず用意しましょう。

すごくわかりにくいかもしれませんが、リモコンのボタンの押し心地は、重厚感のあるカッチリした感じです。
ボタンは深く沈み込まず、浅い押し込みと押した感覚がしっかりとわかるように「カチカチ」と音が鳴り、感触も伝わってきます。

リモコンの決定ボタンの部分はタッチ操作に対応しており、横にスライドさせることで操作が可能です。

すぐに一番下にカーソルを持っていきたいときはタッチで一気に移動して、細かく狙ったアプリを起動したいときんどはボタンを押す使い方がいい感じです!
価格と購入方法
Apple TV 4Kは、Apple公式サイトで販売されており、Wi-Fiモデルが19,800円(税込)、Wi-Fi + Ethernetモデルが23,800円(税込)です。
他にも以下のようなサイト、家電量販電で購入が可能。
- Amazon
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- ヤマダ電機
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ など
Apple公式で購入するメリットは、動画配信サービス「Apple TV+」が3ヶ月無料体験が付いてくることです。
Appleのオリジナル作品が観られて、Apple TV 4Kでも快適に視聴できますが、いかんせん海外ドラマや洋画が多く、邦画や国内ドラマ、アニメはとても少ない(ほぼない)といってもいいくらいなので人を選ぶ動画サブスクです。
海外系が好きな人には、Appleのハイクオリティなオリジナル作品が楽しめるのでおすすめしたいですが、そうでない人はApple公式でApple TV 4Kを購入するメリットは薄いです。
Amazonやヤフーショッピング、楽天市場で購入したほうがポイントが付くので、そちらから購入したほうがお得さで考えるとメリットがあります。
実際に使ってみて
Apple TV 4Kを実際に使ってみた内容のところで、7つの良かったところと1個のいまいちだったところがあります。
- さすがAppleの質感・体感
- 設定が簡単すぎた
- オーディオ共有が便利
- スクリーンセーバーがかっこいい
- ゲームコントローラが接続可能
- ミラーリングが優秀
- 音楽サブスクの歌詞表示が最高
- 作品の検索はいまいち
さすがAppleの質感・体感
Apple TV 4Kの最もいいところは、本体ボディのデザインや素材の質感から実際に使ったときの体感までAppleの良さが味わえること。

まず見た目。本体もリモコンもシンプルなデザインで、高級感もあり、Apple TV 4Kが置いてあるだけで部屋が洗練されるようなデザインがとてもいい感じです。

そして、見た目だけでなく、中身もAppleクオリティ。
iPhoneがシンプルで使いやすく、洗練されているように、Apple TV 4Kの中身も無駄を削ぎ落としたシンプルな操作画面となっています。

直感的に、どうすれば何ができるのかがわかるので、機械音痴な人でも、子どもでも、お年寄りでも使いやすいでしょう!

また、Appleのデバイスなので、Appleが配信している作品やApple TV+の動画サブスクやiTunes Storeなどのメニュー画面が用意されています。
しかし、無駄な要素は一切なく、広告も表示されないので、使っていて本当に気持ちがいい。Apple TV+を使っていなくても、iTunes Storeで映画をレンタルしなくても、視覚的に余計な要素がないので疲れません。

表示されるのは、映画やドラマ、アニメ、音楽などのコンテンツだけなので、観たい作品があればついレンタルして観てしまったり、ただただ観たい作品を当てもなく探しているだけでも楽しいです。

また、各種設定やBluetooth接続、AirPlayなどのApple TV 4Kの画面もiPhoneで見慣れているデザインなので使いやすく、直感的に操作できるのもすごくいいです!

iPhoneを使っている人なら、Apple TV 4Kの使用感は絶対に気にいるはずです!
逆に他のストリーミングメディアを使ったときは、余計な要素や無駄なストレスを感じてがっかりしてしまうかもしれません。
それくらいApple TV 4Kは、デザインから体験まで心地よいものです。
設定が簡単すぎた

Apple TV 4Kなど新しいデバイスを購入すると設定ができなかったり、難しかったりで購入をためらってしまうこともあるでしょう。
しかし、その心配はもういりません。むしろその心配でApple TV 4Kを諦めるのはもったいなさすぎます。

すでにiPhoneにWi-Fiが接続されているのであれば、自動的にApple TV 4Kの設定画面が出てきて、「設定」をタップするだけでApple TV 4Kの設定は完了してしまいます。
Wi-Fi設定やログイン、パスワード入力などはなく、iPhoneから「設定」を押すだけでOK!

このスムーズでわかりやす過ぎる設定は、Appleで揃えることのメリットでもあります!
オーディオ共有が便利

オーディオ共有とは、Apple TV 4Kで再生している動画や音楽の音声を2台のAirPodsシリーズで同時に流せる機能です。
試しに、Apple TV 4Kで再生しているドラマをAirPods MacとAirPodsでオーディオ共有をしたのが上の画像。
再生している動画を同じタイミングで2つのAirPodsから再生できるので、子どもが寝た後の夫婦の楽しみや近隣の関係で音量が出しにくい同棲カップルなどにおすすめです!

設定方法も簡単で、リモコンの「TV」のボタンを長押しすると、上の画像のような設定画面が表示されるので「オーディオ共有」を選択すればOK!
Apple TV 4KとBluetooth接続でAirPodsが接続されます。
もちろん、その後にiPhoneやiPad、MacなどでもすぐにAirPodsをBluetooth接続できるので、ここでも使い心地の良さを体感します。
スクリーンセーバーがかっこいい

Apple TV 4Kではスクリーンセーバーを設定でき、それだけでなくApple Musicでお気に入りしている音楽のジャケット画像を設定できます。

表示方法も様々あり、見ているだけでも飽きない。そして部屋のおしゃれ感がググッとグレードアップした感じするので、Apple TV 4KとApple Musicの連携はすごくいい感じです!

iPhone、iPad、Mac、Apple TV 4K、HomePod、AirPodsなどのデバイスだけでなく、Apple Musicという音楽聴き放題も組み合わせることでより生活をグレードアップし、部屋はかっこよく、気分を高められる部屋にカスタムできるので本当におすすめ!
👉 Apple Musicを無料で使う!期間と2つの注意点とは?
ゲームコントローラが接続可能

Apple TV 4Kには、Bluetooth接続でゲーム機のコントローラーが接続できます。
なぜゲーム機のコントローラーを?と思うかもしれませんが、Apple TV 4Kでは『Apple Arcade』というAppleの月額600円でゲームやり放題サービスが使えます。
できるゲームは、スマホアプリでできるようなゲームなので、PS5やパソコン、XBOXなどのゲームではありません。

接続できるコントローラーは、PlayStation、XBOX One、Nintendo Switch、MFIコントローラーです。
Apple TV 4KのBluetooth接続の設定画面で、接続方法を丁寧に教えてくれるのも親切。

試しにPS5のコントローラーを接続してみました。
ちゃんと「✕ボタン」が決定、「○ボタン」が戻るになっており、さくさく動いてよかったです。

また日本の5人に1人は持っているとされるNintendo SwitchのJoy-conも接続できるので、子どもと一緒に家族で気軽なゲームを楽しんだり、カップルや夫婦の時間で楽しみやすいです。
操作もSwitchを操作するような感覚で操作でき、操作感度も問題ありませんでした。

試しに、太鼓の達人をやってみましたが、どちらかというとNintendo SwitchのJoy-conのほうが感度がよく、ボタンの押しも深くないので遊びやすかったです。
PS5はしっかりと奥までボタンを押さないといけず、太鼓の達人はやややりにくかった。
また、音ゲーであるにも関わらず、Apple TV 4Kの音をHomePod miniから出しましたら遅延は気になりませんでした。
そういった意味でも、Apple TV 4KとHomePodとの相性はよかったです!
ミラーリングは優秀

Apple TV 4Kのメイン機能とは離れますが、iPhoneやiPad、Macの画面をテレビやモニターに映し出す機能はApple TV 4Kが優秀すぎます。
iPhoneのコントロールセンターから「画面ミラーリング」を選択して、Apple TV 4Kを選択すればミラーリング開始。
iPhoneの操作にほぼ遅延なく、接続の途切れもなく、スムーズにミラーリングが可能でした。
Amazon Fire TVなどでもiPhoneのミラーリングはできますが、有料アプリが必要であったり、遅延がすごくあったり、カクカク動いたりとけっこうストレス溜まるものばかりです。
利用頻度は少ないと思いますが、最も安定してスムーズにiPhoneをミラーリングできるのはApple TV 4Kでしょう。
音楽サブスクの歌詞表示がいい

Apple TV 4Kでは、動画サブスクだけでなく、音楽サブスクも使用可能。
同じAppleの「Apple Music」やAmazonの「Amazon Music」では、再生中の曲の歌詞表示ができるので、カラオケ気分で楽しんだり、ただただインテリアのために表示させておいたりなど音楽をより生活に取り込めてとてもいい感じです!

Apple TV 4Kでは、Spotifyも使えますが、歌詞表示には対応しておらず、Apple MusicとAmazon Musicが対応しています。

個人的には、Apple Musicのほうが歌詞は大きく、ジャケット画像とシンプルに表示されるので好みです!
音楽サブスクをまだ使っていない人は、以下からApple MusicとAmazon Music、Spotifyをチェックしてみてください。
👉 Apple Musicの料金を徹底解説!6つのプラン・月額・年額の違いとは?
👉 Amazon Music 9つの料金プラン!UnlimitedとPrimeはいくら?
👉 Spotifyの6つの料金プラン!最適なプランを徹底解説!
作品の検索はいまいち
一方でいまいちな点が1つあり、作品の検索性についてはまだまだ発展途上でしょう。
例えば、「ハリー・ポッターを観せて」とApple TV 4KのSiriにリクエストすると、視聴方法として表示されるのはApple TV+のみです。

しかし、Amazon Fire TVで同じように、「ハリー・ポッターを観せて」とAlexaにリクエストすると、視聴法として「Netflix」が表示されます。他にもU-NEXTやAmazon Prime Videoのレンタルも案内してくれました。

どのデバイスでNetflixを使っても同じ作品が観られるので、Apple TV 4KのNetflixを起動さえすれ問題ないですが、Apple TV 4Kで動画サブスクを横断的に検索するのはまだ遅れている感があります。

使う動画サブスクが固定しているなら、アプリを起動して検索すれば解決ですが、作品からどの動画サブスクで観られるかを検索するのはApple TV 4Kはやや弱いでしょう。
Wi-FiモデルとWi-Fi + Ethernetモデルの違い
Apple TV 4Kには2つのモデルがあり、それぞれの違いには4つのポイントがあります。
- 重量
- ストレージ
- ギガビットイーサネット
- Thread
Apple TV 4K | ||
発売日 | 2022年11月 | |
モデル | ![]() Wi-Fiモデル | ![]() Wi-Fi + Ethernetモデル |
価格(税込) | 19,800円 | 23,800円 |
サイズ | 高さ31mm、幅93mm | |
重量 | 208g | 214g |
リモコンサイズ | 高さ136mm、幅35mm、厚さ9.25mm | |
リモコン重量 | 重量66g | |
画質 | 4K | |
Thread | 非対応 | 対応 |
ギガビットイーサネット | 非対応 | 対応 |
ストレージ | 64GB | 128GB |
チップ | A15 Bionicチップ | |
リモコン | USB Type-C | |
Siri | 搭載 | |
電源 | 電源コンセント接続 | |
リモコン電源 | USB Type-Cにて充電式 |
上記4つの違いがあることで、『Wi-Fi + Ethernetモデル』は、『Wi-Fiモデル』よりも4,000円分グレードアップされています。
この4,000円の差を出す価値があなたにあるのかどうか、それぞれの違いを解説していきます。
重量
![]() Wi-Fiモデル | ![]() Wi-Fi + Ethernetモデル |
208g | 214g |
重量は、Wi-Fiモデルのほうが6gほど軽い。
この差は微々たるものなで気にする必要はありません。
ストレージ
![]() Wi-Fiモデル | ![]() Wi-Fi + Ethernetモデル |
64GB | 128GB |
ストレージは、Apple TV 4Kにダウンロードできるアプリの数や動画、音楽、ゲームなどのコンテンツに関わってきます。
数字を見るとWi-Fiモデルのほうが少ない、と感じてしまいますが、使い方によっては64GBでも十分足ります。
まず動画や音楽については、Apple TV 4Kにダウンロードすることはなく、すべてがストリーミングで再生するので通信を使います。
そのため動画や音楽をダウンロードしすぎて容量がないよ、みたいなスマホのようなことは起きません。
次にアプリですが、アプリ1つインストールするとだいたい20MB~100MBの容量を使いますが、64GBだと100MBのアプリでも640個インストールできます。
動画サブスクがメインになる使い方なので、そんなにアプリは必要なく、アプリのインストールも問題ないでしょう。
次にゲーム。Apple Arcadeでゲームをするときは、ゲームをインストールするためそこそこ容量を使用します。1~5GBくらいが相場。
そのためアプリインストールと併用しつつ、ゲームを10個くらいインストールすると64GBでは足りなくなります。
そのため64GBか128GBかは、月額600円のApple Arcadeのゲームを使い続けるかどうかで選択するのがいいでしょう。
ギガビットイーサネット
![]() Wi-Fiモデル | ![]() Wi-Fi + Ethernetモデル |
非対応 | 対応 |
ギガビットイーサネットは、Apple TV 4Kを有線LANを接続しインターネットに接続するかどうかです。
Wi-Fiモデルは、Wi-Fiのみなので有線接続のポートはありません。

Wi-Fi + Ethernetモデルのみ本体にプラス1個ポートがあり、ここに有線LANでインターネットを接続できます。
有線接続にすることで、Apple TV 4Kのネット環境が安定したり、より高速で動画や写真を読み込んだりできるので、快適性を求めるなら有線接続がおすすめ。
しかし、『有線』なので、ケーブルの配線問題が出てきます。今後を見越してWi-Fi + Ethernetモデルを買っておき、そのときが来るまでWi-Fiで使っておくというのもありでしょうが、自宅のWi-Fiで満足しているのであれば『Wi-Fiモデル』でもなんら問題はないでしょう。
Thread
![]() Wi-Fiモデル | ![]() Wi-Fi + Ethernetモデル |
非対応 | 対応 |
Threadは、最もわかりにくい違いになりますが、簡単に表現すると「スマートホームをどのくらい自宅で導入するのか?」でどちらがいいか変わってきます。
電球や鍵、カーテン、スピーカーなど今では様々なスマート家電がありますが、これらは同じブランドで統一しないと相互に作用しあって使えないという問題があります。
例えば、電気を点けるのにAというアプリを使い、鍵を開けるのにBというアプリを使うみたいな。
そこで登場したのがThread(Matterという規格もあります)。
Threadに対応するということは、Apple TV 4Kがこれまでバラバラだった各ブランドのスマート家電を一つのネットワークに統一する役割を得るということになります。
そのため、Apple TV 4KのWi-Fi + Ethernetモデルがあれば、ThreadやMatter、Homekitに対応したスマート家電を統一して操作できるようになるのです。
これはApple TV 4Kだけでなく、HomePod miniやHomePod、その他のデバイスでも利用できるので、今すぐ必要でないまたはスマート家電を今後導入するかわからないという人は、値段差も考えると「Wi-Fiモデル」がおすすめです。
どんな人におすすめ?
- iPhoneを使っていて、テレビやモニターの大画面で映画を観たい人
- iPhoneのような使い心地の良さや持っていることの洗練さ、ステータスを得たい人
このような方は、どのストリーミングメディアよりも、Apple TV 4Kがおすすめです!
ここまでご紹介してきたように、Apple TV 4Kは『体験の良さ』と『質感』にステータスを振っているデバイスなので、その使い心地は抜群に最高です。
特に安心できる自宅で、くつろぎながら映画やドラマを観たり、音楽を聴いたりするという状況で、Apple TV 4Kはその気分をさらに高めてくれるデザイン性と使い心地があり、そして無駄を削ぎ落とし、安定的な使用感でその気分を損なわないという良さもあります。
要するに気分をさらに高めてくれるし、気分を落とすようなことも少ないと。
また、iPhoneやAirPods、HomePodなどのAppleデバイスとの連携性も抜群に良いです。
特にオーディオ共有やステレオ再生、ミラーリング、Apple IDを介した連携性など、一つ一つの機能は細々としたものですが、ここまで細かいことをスムーズに連携し合えるのはAppleで揃える最大のメリットです。
iPhoneユーザーで、動画をテレビで観たく、そして使い心地や持っていることのステータスをも得たい人にApple TV 4Kは絶賛おすすめです!
一緒に使いたいデバイス
HomePod mini
HomePod miniは、Appleが発売するHomePodの1つ下ランクになるスマートスピーカーです。
手のひらサイズの小型ながら音量を上げても音割れせず、芯のあるしっかりとした音が楽しめるのが特徴。一方で小型のためズンズンな低音はやや弱いです。
5つのカラーがあるのでインテリアとしても設置しやすく、Apple TV 4K同様にさすがAppleな品質と細かいところに手が届いています。
![]() スペースグレイ | ![]() ブルー | ![]() ホワイト | ![]() イエロー | ![]() オレンジ |
また、Apple TV 4Kと2台のHomePod miniを連携すれば、動画や音楽をHomePod miniから再生できます。
音の迫力や臨場感はテレビのスピーカーよりもググッとレベルアップし、少し広めの部屋(10畳~15畳)でも十分リッチな体験ができておすすめです!
2つ揃えてもHomePod1台より安いので、まずはHomePod miniから揃えていくのもいいでしょう。その後HomePodを購入する可能性があるなら、HomePod miniを各部屋に設置して、HomePod mini同士で通話をしたり、音声を届けるインターコムを使ったり、スマート家電を操作したりなどで活用できるので無駄になることはありません。
👉 HomePod miniをレビュー!音質や機能、3つの注意点とは?
HomePod
Apple TVで再生する音楽や動画の音質をハイクオリティで楽しみたいならHomePod一択!
HomePod miniでは再生できないApple Musicの空間オーディオや深みと重みがあり、迫力ある低音が楽しめるため、映画の臨場感は映画館のよう。
またテレビの音もHomePodから出せるようになるので、Apple TVとの連携は優秀です!
Apple TVで動画を観るならHomePodおすすめです!
👉 新型Apple HomePod 2をレビュー!空間オーディオを最高レベルで楽しめる!
比較したいデバイス
Fire TV Stick

できるだけ安く手に入るアイテムで、テレビで動画サブスクの動画を観たい!
そんな方は、Amazonから発売されているFire TV Stick、Fire TV Stick 4K Maxをチェックしましょう(4K Maxは4K対応モデルのこと)。
Apple TV 4Kはボディからリモコン、操作方法、画質などとにかく細かいところまで作り込まれていて、高級感のあるアイテムですが、それと逆の存在がAmazonのFire TV Stickシリーズです。
対応する動画サブスクはApple TV 4Kと大きく変わりませんが、価格は3倍も違うためコスパ重視派の人はこちらのほうがおすすめ!
また、iPhoneだけでなく、Androidにも対応しているので使いやすく、スマホに縛られないのもポイントです。
注意したいのは、iPhoneとApple TV 4Kの連携だからこそできた、シームレスで安定的な連携やiTunesでの購入動画、オーディオ共有、Apple Arcadeでのゲームプレイ、iPhoneの写真や動画を見るなどはできなくなり、動画視聴のみがメインとなります。
Fire TV Stickは4,980円、Fire TV Stick 4K Maxは6,980円で購入でき、Apple TV 4K比べるとコスパは抜群に勝っているので、動画視聴だけのコスパ重視の人は要チェックです!
👉 2023年版!最新Fire TV Stick第3世代をレビュー!映画5本で元が取れるコスパ
Fire TV Cube
Fire TV StickシリーズがグレードアップしたのがFire TV Cubeです。
4KやDolby Atmosなど音質や画質はFire TV Stick 4K Maxと同じなので、動画視聴の質感は同じ。
しかし、音声AIアシスタントの「Alexa」をハンズフリーで起動できたり、有線でインターネットを接続できたり、ビデオ通話に対応したりと動画視聴以外で機能性をアップグレードできます。
19,980円で購入できるためApple TV 4Kと大差はなく、そう考えるとiPhoneユーザーであるならApple TV 4Kのほうが使い勝手の良さや細かいところに手が届く感じは評価が高いですし、利便性も高いです。
しかし、Appleに縛られたくない人は、Amazonで汎用性を求めてるのもいいでしょう。
👉 Fire TV Cube(第3世代)を実機でレビュー!第2世代との違いやおすすめの人とは?
Chromecast with Google TV
Chromecast with Google TVは、Googleから発売されているストリーミングメディアです。
4K対応は7,600円、非対応は4,980円で購入できるため、AmazonのFire TV Stickシリーズと同じ立ち位置。
大きな違いは、Googleサービスとの相性が良いことで、Youtube、Youtube Music、Googleフォト、Google検索、Googleアカウントなどとスムーズに連携をとって使えることです。
もちろん、Netflixやディズニープラス、Hulu、Abemaなどの動画サブスクにも対応しているので動画視聴もテレビで楽しめます。
Apple TV 4Kとは値段の差があるので、コスパ重視の人はGoogle中心のサービスでいくのか、Amazon中心のサービスでいくのかで、ChromecastとFire TV Stickシリーズを比較するのがおすすめ。